止むこと知らずの雨騒ぎもうすぐ夏との便り届いた
ソファに座って君は眺める窓の外
白南風まじりの景色ぬいぐるみ抱いたまま

真帆で片帆で何とかふたり振らつきながらも傍に居る
部屋の外にはてるてる坊主がふたつ
風吹いてゆらゆらと肩寄せ合うように

最近は当たってくれない天気予報
午後には太陽が顔をみせるだろう、って
晴れたら君は喜ぶのかな?…「ねぇ、

この雨が上がったら一緒に散歩に行かないか?」
ちょっとは気持ちも晴れるだろうからなんて
思ってみるんだけど
こんな時くらいしか手を握れないから
君が萎えてしまってる時にはいつも勇気が湧いてくるんだ
少しでも分け合えられるなら…やさしい笑みを

ばっさり切ってた黒い髪物憂げな日曜の昼下がり
部屋の中には干された洗濯物
生乾きのTシャツ、ハンガーごと落ちた

どうやらツキのなさ気な今日の占い
ラッキーアイテムは望遠鏡、って
君のはシュークリームだって…「ねぇ、

この雨が上がったら一緒に散歩に行かないか?」
心配しか出来ないことがイタイなんて
思っているんだけど
話聞いてあげることくらいしか出来ないから
君の前で笑ってる時にはいつも優しい気持ちになるんだ
少しでも分け合えられるなら…やさしい笑みを


最近は当たってくれない天気予報
午後には太陽が顔をみせるだろう、って
今日は黙って信じてみよう
行き先はハンズと近所のコージーコーナーにしよう
たまにはお揃いの何かを買ってみよう
「愛してる」ってたまにしか言葉に出来なくてごめん。
今日は晴れたらいいな…

この雨が上がったら虹でも探しに行かないか?
ちょっとは気持ちも晴れるだろうからなんて
思ってみるんだけど
こんな時くらいしか素直になれないから…「ねぇ、
この雨が上がったら一緒に散歩に行かないか?」
無言で隣に座ってさ、愛なんて
キレイなもんでもないけど
こんな時くらいしか手を握れないから
君が萎えてしまってる時にはいつも勇気が湧いてくるんだ
少しでも分け合えられるなら…いつでも笑みを
やさしい君の、その微笑を

僕は君を愛してるから。

02.06.07

*REVOLVER dino network 投稿 | 編集