「時代」の先駆者になりたいために、

色んなかたち型、
それぞれの乗り物にまたがって
時間と共に風を切って走る
過去、現在

人間

僕は、何はなくとも、
交わりが少なくても、
それでもこの草原を歩く
この足でゆっくりと歩く

緩やかに零れ落ちる陽の暖かさや、
冷たく差し込む雨に心をおいて、
風に流れる葉の一枚一枚を手にとって、
彼らの声々も聞きながら、
枯れ去った者の想いも、
出来るだけ全身で受け止めて、
僕は歩く

他がどう言おうと、
きっと間違ってなんかない
「時代」のせいで、これが損でも、
劣っていたとしても
きっと間違ってなんかない

だって僕は、
完璧なモノなんていらないのだから


そう、僕はこの草原を歩く


この足でゆっくりと歩く


99.04.03

*REVOLVER dino network 投稿 | 編集