陽の差す道に 花咲きの虹
残雨の雫がぽとりと落ちて
梔子の香りがふわりと舞った

放物線を描き出す雨上がり
真白に広がる雲のキャンパス
全身全霊を込めて

あなたの笑顔、仕草、全ての要素が
今日こそきっとって私を突き動かしているの

泣いたり笑ったり感情を彩りながら
傷つき傷つけその結末を受け入れようと
見上げる午後六時 夜へと続く夕焼け
影が細長く伸びて

振り返ってみれば 好きだったひとは
私を愛することでなくて
私を愛する自分に酔っていた

放射状に降り注ぐ俄雨
今は哀憐の同情の躱し切れない
現実だけが垂れ流されて

願いの叶う歪(ひず)みで失うものは
得たモノとの等価交換だったりしたの

泣いたり笑ったり感情を彩ってみても
七色の虹の美しさにはどうしても及ばない
ふと淀んだこの空にも優しくなってる
なんてそんなの柄じゃない

目視できるモノも遠くに点在する
建築物や自然の産物も生命も
配線や河川や血管のように絶えず
一定に時に流動的に駆け巡っている
そしてまた花咲き色づいてゆく

甘くも酸っぱい感情を彩りながら
傷つき傷つけその結末を受け入れようと
歯車にも主軸にもなれる自分を
赦していく夕虹の光

*REVOLVER dino network 投稿 | 編集