刻み続け風は止まない憂いに浮かぶノクターン
カーテンは空に暴れる月夜に浮かぶフルムーン
闇夜に同化した雲が灯りを奪い私も奪われたいと
言えない想いを愛で包んで飲み込みながら詠う
鈴の音のように優しく寂しく響かせて

手にしたい物は手に入れてきた
周りは平然と言うけれど
いつだってガムシャラに

失う物がない所から走り出した世界は
命以外は何もなくて
捨てられたような自由だけが
どこまでも転がっていて
訳も分からず走っては転んでは
また立ち上がって走り出した
痣だらけ傷だらけ鮮血の足跡を残しても
誰に見せるわけでもなく
平然と夜を越え朝を迎えた日々は
空気抵抗さえ許されぬ
まるで宿命という名のペンデュラム

もういいよね?
そうさ。さぁ、行こう。

次の暁が目を覚ます前に
トリックスターを発動させよ
誰にも気づかれずに脱線させて
星夜を走る列車に乗り込め

*REVOLVER dino network 投稿 | 編集