あなたはいつも、
つまらない人生だと嘆いているね。
僕らはいつだって前に歩いていけるように、
ちゃんと2つも目が付いているんだ。
たとえその目が見えなくなったって、
自分が自分まで見捨てなければ、
いつだって踏み出せる一歩があるはずさ。
あなたの人生はつまらないものなんかじゃない。
あなたはそれでも、
私には何もないと嘆いているね。
死んだら楽になるのにねって。
そんなあなたには何がない?
・・・夢がない?
・・・お金がない?
・・・力がない?
・・・頭脳がない?
・・・愛がない?何がない?・・・だけど
命はそこにあるだろう?
心はちゃんとあるだろう?
どんなぐしゃぐしゃになっても
泣き崩れるようにしゃぐしゃになっても
明日を生きることは出来るだろう?
全て理由をつけて逃げるのは構わないさ。
だけど、死ぬことに理由なんか付けちゃいけない。
人の価値は、生きた証は
倒れたときになんか生まれない。
倒れたとき、起き上がろうとするときに、
歯を食いしばって、カッコ悪く泣きじゃくりながらも、
それでも起き上がろうとするところにあるものだから。
今こそ、起き上がろうとすればいいだけさ。
そのために私には手が2本も付いている。あなたにも。
人を助ける手。人に助けられるための手。
たとえその手が使えなくなったって、
自分が自分まで見捨てなければ、
いつだって踏み出せる一歩があるはずさ。
あなたの人生はつまらないものなんかじゃない。