くっつく。離れる。
青い空に泳ぐ雲を見ると
彼らは自由なように思う。

「僕もそうでありたい」と。

けど、僕らは自由だ。
雲よりも空よりも自由だ。
もしも、雲に意思があったとして、
いつも大の字で寝そべっていたとしても、
雨が降ればくっつき、空晴れれば離れてく。
そうやって生まれ逝くまで重箱日和の中、
僕らを見下ろしこう思う。

「僕もそうでありたい」と。

今、僕はそう雲にひとつ想っている。
そして瞳閉じて彼らと共有してみると、
なんか少しだけ強くなれる見えない鎧を
纏っているような気にさえなる。

一呼吸
今日も自分に基づき歩き続ける。

見えない鎧を纏って…


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